リマスター盤発売される甲斐よしひろのセカンドソロアルバム。 甲斐さんが大好きなラグビーへのオマージュ曲「インジュリー・タイム」。 他界したニューヨークの知人に捧げた「カオス」(近未来を歌った曲は当時 あまりありませんでした。そういう意味でもこれは画期的な楽曲でした)。 甲斐よしひろ初の完璧なファンクナンバー「WORD」。 1916年の映画「イントレランス」への想い「ミッドナイト・プラス・ワン」。 さんまのために書き下ろしたハートフルなラブソング「THANK YOU」。 映画「極道(やくざ)渡世の素敵な面々」の主題歌「I. L. Y. V. M.」。 と、オマージュ色に満ちたアルバムとなっています。 ソロ1作目「ストレートライフ」がバンド活動と並行しながら作られていった という経緯がある事を考えると、 この2作目がある意味ソロシンガーとしての実質的な 甲斐よしひろファーストアルバムではないかと思います。 バライティ色の強い楽曲群がその事を物語っているような気がします。 まさか甲斐バンドで「WORD」は演れませんからね^^ 深い重みを持った楽曲揃いのこの傑作アルバムがリマスター発売されることは ファンとして嬉しいかぎりです。
本当に素晴しい! コレを最後に観たはいつだっただろうか・・・ 日本で本作が見れる日が来るとは!! リリアン・ギッシュの美しさに酔い、D.W.グリフィスの雄大さに感動する。 そんな一本ですよ。
ぴあを持って名画座を回っていたころを思うと、良い時代になったものだ。
十数年前に澤登翠氏の活弁版をTVで観て以来、この作品は私の中でのレパートリーとなりました。フランス革命を題材にした映像作品は数多くあり、アニメ『ベルサイユのばら』等はすっかりお馴染みですが、本作はそれらの原点といってよいでしょう。絶対王政と革命後の恐怖政治の嵐に翻弄される二人の孤児を、ギッシュ姉妹は熱演しています。ロベスピエールを不寛容と独裁主義の権化、ダントンを革命の真の理想のために戦うヒーローとして描いている点等、ハリウッド的に史実を単純化している面はあるのですが、歴史とフィクションの相違など実に瑣末な事に思えるほど、画面から湧き出る迫力には圧倒されます。憎悪と不寛容が招く悲劇、愛と寛容の精神の尊さを、グリフィスは前作の「イントレランス」(1916年)を超えるほどのエネルギッシュな情熱で描いています。この映画には「史実を超える真実」があります。
アメリカ映画の父D・W・グリフィス監督の超大作。
現代と違ってCG一切無しで、古代バビロン宮殿を再現し、城壁大攻防戦を華麗に再現。
俯瞰撮影で度肝を抜く場面の連続は物凄い迫力。
大城壁にペルシャの戦車隊が迫るスピード感が凄い。
4つの時代を描くという構成も斬新だが、中でも現代編とバビロン編が白眉。
若い頃、この作品の一枚の写真を初めて見た時の衝撃を忘れることは出来ない。
それは巨大な象の石造が立ち並ぶバビロンの宮殿であった。
当時これが映画のセットだとは、信じられず、遺跡か何かだと思ったものである。
単一のセットとしては、映画史上の空前絶後の規模であることは間違いない。
サイレントの時代にこれほどの超大作の決定版が製作されたことに驚愕する。
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