俺は劇場で見たんだよ、70mm版やLDにはないシーンを。ラストでものすごく綺麗な絵のアクエリアスにうかぶ女王様を。このシーン、なんと劇場公開日以降はカット!DVDではオマケとして入っているけど、最後にあれが入るのと入らないでは大違いなのだ。完結編はいろいろなバージョンがあって、改訂されるたびにトホホ度が増加するので、オリジナルの荒っぽい編集のものを見たい。「ぼくは泣かないよ、雪」っていう恥ずかしいセリフも復活させておねがい。(「泣くんじゃない、雪」に変わってしまった) Nプロデューサー亡くなったから無理だろうなあ。だからあまり期待しませんが、映像はものすごく綺麗なのでそれだけを楽しみにしてます。
映画を観に行ったのに、終盤はスクリーンがまともに観れず、持っていたタオル(ハンカチでなく、タオルで良かった!)に顔をくっぷして号泣しました。当時高校生で1000円で観れた私は十数回見に通い、わかっていながら号泣を繰りかえした大馬鹿大真面目のヤマトファンオヤジです。
そう、一番最初のシリーズは確か土曜か日曜の夜にテレビで放映していたのですが、すぐファンになった私以外にはほとんど学校で話題にならず、私が「反射衛星砲が・・・・」と言っても「何それ?」状態でした・・・・。 あれから思えば昨今、木村拓哉主演での実写版・・・隔世の思いです。
実写版も勿論観に行きました。私は大満足でした(余談ですが「柳葉=真田」には悶絶、でした)が厳しい評価の方もいたようです。それはこの「さらば〜」で、以降のヤマト作品に対する全てにハードルが上がり過ぎたのも大きな一因と思っています。これを観て刷り込まれてしまったヤマトファンはそれは、見方は厳しくなります。無理も無いと思います。
この作品の内容の素晴らしさは皆様が言を尽くされていますので繰り返しません。2011年の今観て、何の古さも感じません。今の若い人には勿論観て欲しいと思いますし、また、まったくヤマト未体験で大人になられた方、30代だから?40代だから?50を超えてしまったから?関係ないです。「アニメなんて子供が観るもの」???・・・・この作品に感動した方なら、そんな事は意味のない決めつけだと理解されてるでしょうし、実際観てもらえれば、その事を納得していただけるまさに「全世代の観賞に耐える」作品だと確信しています。
読売新聞などでも紹介されていて、興味をそそられて買ってみた。
自伝的な内容がメインかと思ったら、メッセージ要素が強く、
末期がん患者から見た「死のあり方」や「家族と人生のあり方」など、
氏独特のオリジナリティのある良質の「生き方指南書」でもある。
余命半年、死を達観した入川氏の強いメッセージが心にズシンと響いた。
余命宣告をされてからの2ヶ月分の日記が巻末についているが、
これもまた非常に興味深い。
以前何かで、入川氏が「がんを告白してからというもの忙し過ぎて死ぬ暇がない」
と冗談ぽく言っているのを見て笑ったが、本の内容もイヤミっぽさがなく、
飄々とした語り口で好感がもてる。
なんだか「死」に対しての恐怖というか、モヤモヤしていたものがなくなり、
心がフワッと軽くなった気分。
読むだけで「死」を達観してしまえる、個性の強い1冊。
本棚に置いて時々読み返そうと思う。
「私はメーテル。鉄郎、999に乗りなさい」
プロメシュームは確かに滅ぼした筈にも関わらず、しかし、地球は未だ機械人間の手に
よって統治され、人間は細々と生活し、反乱を繰り返しては、次々と死んでいった…。
そんな中、鉄郎はメーテルからのメッセージを受け、同士とともにメガロポリス地球駅、
銀河鉄道999を目指す。しかし同士は次々と凶弾に倒れ、機械人間の脅威を知る。
それでも鉄郎を必死に守り、なんとか辿りつくも、999限定の99番線は瓦礫の山…。
だがしかし、その向こうにかすかに機関車の気配を感じる鉄郎。瓦礫を登ると、そこには
発車寸前の999が…。なんとか車掌の手を借り、999に乗り込むことに成功。
機械人間、プロメシュームを再び滅ぼすがため、鉄郎は、惑星・大アンドロメダを目指す。
しかし、まだそこにはメーテルの姿はなかった…。
人の生き様、限りある命、そして同士たちとの深い絆。
そして親子の愛憎劇、男としての勇気と希望、そして地球への深い愛情を描く。
激情とも哀愁ともとれる音楽とも相まり、非常に感動するシーンが多い。
激しい戦闘、懐かしい風情の列車の旅、そして友情…。感極まる瞬間を多々感じることとなろう。
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