今、日本国内でシェーンベルク(新ウィーン楽派、そして現代音楽)を熱心に聴いている1000人??の人々を代表して申し上げます。 これは良い本です。必読です。 とにかく、代表作のほぼ全てに対し「これをどのように聴くべきか」に関する一助を、丁寧に解説してくれてます。
最近たくさん出ている「クラシック入門本」は、20世紀作曲家については、ドビュッシー、ストラヴィンスキー、バルトークには触れていても、なぜかシェーンベルクは素通りしているケースが多く、なぜだー!と忸怩たる思いをしてきました。 従来のシェーンベルク本は、グールドを切り口にしたほとんど理解不能?の観念本が出ていたぐらいですが、ようやく正攻法の評論が出て、うれしい限りです。
音楽を「憶えられる旋律」を切り口にして認識するしか能がない大多数の聴き手にとっては、シェーンベルクの音楽は難解です。 難解な対象を何とか理解するには、とにかく副読本が必須。 CD付属の解説書だけでは到底分量が足りず、かといってナクソスの英語の解説書を読破する気もない私のような怠け者には、最高のサブテキストです。 十二音期に入ってからの作品解説になると、「基本音列はXYZ・・・」という文章が増えて、専門用語を理解してないと難しいのですが、これから勉強します!
20世紀以降のヨーロッパの作曲家になると、2度の世界大戦という時代背景が密接に関わってきますが、反ユダヤ主義、戦争に対するシェーンベルクの戦いについても、たくさんのページを割いています。 アメリカへの亡命後、70歳を過ぎてもなお、緊張感溢れる作品群を生みだしたシェーンベルクの「戦闘的芸術性」を垣間見ることができます。
リジーが作った妖精の家やキャンディーだったり、チェリーや車、リジーの家やドールハウスなど一つ一つがとても可愛らしいです。ブルーレイを購入してよかったです。 今回はティンカーベルが ワガママではなく友達思いです。76分でもうちょっと見たかったけれど デザートみたいという意見 ピッタリでした。マカロンみたいです。
今までオペラ、声楽関係の音楽はあまり好きではなかった私が、思わず「キャー!素敵!素晴らしい!もっと聴きたい・・・」と叫ぶくらい、それほど美しいテノール・・・。ジョン・健・ヌッツォの歌声にうっとりとしてしまいました。シューベルトの「アヴェ・マリア」の清んだやさしい歌声・・・ウエストサイドストーリーの「マリア」の情熱的な歌声・・・などなど、どれを聴いても素敵でした。生の歌声をぜったい聴きたくなる、彼の魅力が溢れたアルバムだと思います。
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