ブルーレイの「パールハーバー」は,183分劇場公開版を収録している。御存知の方が多いとは思うが,この作品のDVDに3枚組コレクターズ・エディション(C.E.)がある。それには185分ディレクターズカット版の本篇が,5.1chDTSデジタルサラウンドで収録されている。これがそのままブルーレイに移植されていたら,満点の評価を出せたのに………。残念だ。
フェイス・ヒルは本当にいい曲を提供してくれます、今回"パール・ハーバー"のテーマ曲にになった"There You'll Be"が大ヒットし余計に 注目を集めました、このベスト版はその集大成ともいえる作品で最高です。
映画そのものがあまりにも醜悪であるために、作品に関連する全ての要素も愚弄され、無視された感じであるが、個人的には、Hans Zimmerとその弟子の作曲した音楽はそれほどひどいものではないと思っている。
HZは、ポストプロダクションの時間が随分と縮小されたために、作曲に十分な時間を確保することができなかったという発言をしている。
実際、全体的には、この作曲家の実力が真に発揮された作品とはいえないし、また、発売されたサウンドトラックには、実際に作曲された音楽のうち半分も収録されていない。
ただ、それでも“Attack”と“December 7th”という2曲は、純粋なレクイエムとして、映像ときりはなしても鑑賞に充分に耐えるものだと思う。
和太鼓の連打と共に導入される短い劇的な音楽を経て、音楽は宗教的な雰囲気をたたえた悲壮と静寂の音楽に変転していく。
そこには、極限状況のなかで生まれる、あの時間の流れが停滞してしまったかのような不思議な意識状態の清澄な質感が見事にとらえられている。
いつものように、オーケストラと合唱団とシンセサイザーを融合して奏でられる音楽は、少なくとも、今日「癒しの音楽」として消費されているありきたりのムード音楽の魅力を凌駕するものである。
基本的には、HZという作曲家の感性は、19世紀のロマン派のそれに近似するものであるが、ただそこには最新の電子楽器を駆使して、また、適度なワールド・ミュージックの味わいを付けくわえて創りあげられた新鮮さが息づいている。
個人的には、これまでに古典的な作品を聴き尽くし、その精神的な深みを探求してきた音楽愛好家には、あんがいこうした作品というのは、向いているのではないと思うのだが……。
レイフとダニー、ふたりは小さいころからの親友だった。 パイロットの健康診断で出会った看護婦エブリンとレイフは恋に落ちる。 そんな3人の人生が第2次世界大戦勃発後、真珠湾攻撃を挟んで蹂躙されていく。 私はこの本を思いもしない早さで読み終えてしまったのも、彼ら3人の互いを想うひたむきさや切なさが、戦争の悲惨さを著述した部分に挟まれながら、あちこちに描かれていたためだと思う。昨今、人の話を聞くことなしに決めつけて凶暴な態度に出る人をあちこちで多く見受けるようになったが、人を愛すること、人と正面から逃げずに向き合って語り合うことの大切さを教えてくれた素晴らしい、感動的な作品だった。ぜひ、映画も見たい。
70年代後期に現れたロンドンパンクの雄The Clash。
いくつかの変遷を乗り越えた彼らの音楽は「生き方=パンクロック」に昇華した。
Joe Strummerが「化石のような言葉がリフにのっかている」と懐古した曲の数々。
まずは聴くこと。それに尽きる。ロックをkidsに取り戻すことに全力を傾けた
世界一誠実なパンクバンドのサウンドに触れてみな。
俺たち40代が「かっこ良く歳をとる」最初の日本人だ。
何故?Clash,Damned,Jam,Gen X etc....をリアルタイムに聴いた最後の世代だからだ。
RIP:Joe Strummer
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