オペラや合唱ひいては日常に溢れる「音」や蒸し暑い夏の「気温」、さらには登場人物の「心情」が 丁寧に書き込まれた絵を見るだけで、まさに手に取るかのように伝わって来るかと思います。 私は登場人物と共に一喜一憂しながらページを捲っていきました。
今回は主人公のゆたかと表紙のまり子、天才ボーイズソプラノのポポちゃんにスポットが当たります。 まり子ちゃんはいじらしいく可愛らしい ゆたかのお母さんマジ女神。 合唱部の練習風景はとても楽しそうです。一方ゆたかは溢れかえる音に溺れかけてきている。
「僕の歌にはアイデンティティもくそもないって!」
他の方がおっしゃていますが、虹一×雷鳴のシーンが凄く良いです。 正直、この二人にここまで魅せられるとは思っていませんでした。 この金額のコミックですし、宵風は猫の姿ですし、 そろそろ買うの止める人が出だす時期かもしれませんが、 だまされたと思って是非とも買って欲しいです。 純粋な二人に見ていて優しい気持ちになる巻です*^^*
最終は表紙の絵が好みで購入したのですが ファンになりました! 主人公の豊かな表現力と純粋さの感動と これからの合唱部はどう育っていくのが楽しみです。 現実の世界では 表現できない歌うことの素晴らしさがつまっているとおもいます!
隠の王とは絵がかなり違います
でも、鎌谷さんの漫画はリベラメンテ内の短編でファンになったので
この時の絵と話の方向性の方が個人的には面白くて好きです
今のはすっきりし過ぎちゃったような気がします
構成は以下のとおり。
「はじめに――」作者からの挨拶 「二人の必然」壬晴と宵風それぞれのワンショット、もしくはツーショットイラスト 「アンサンブル」その他のカラーイラスト 「旅の行方」コミックの表紙や折り返し、背表紙のイラストやラフイラスト 「インデックス」掲載イラスト一覧。それぞれに初出と作者コメント記載
こうやって意識すると壬晴と宵風のイラストがすごく多い……。選んでそうなったのではなく、全部掲載でこれならこの物語の中心的存在はやはりこの二人なんだなと見ていて実感します。(このイラスト集のカバーや某店限定の収納ケースもこの二人のイラストだし)判が大きいのでとにかく迫力があります。見開きとなると淡い色がより鮮やかに映える……陰の世界の風や空気を感じられます。
カラーイラスト全部掲載とあって、限定や懸賞のグッズのイラストも。入手できなかった人必見。個人的に嬉しかったのは1色扉コレクション。カラーイラストばっかりで少しラフ画があるくらいかと思っていたので嬉しい誤算。
|