NintendoDSの機能を存分に使った作品。
ある意味では、アドベンチャーゲームに新しい一歩を示したのではないかと思います。
ただ、やや内容が薄いですね。
あっというまに終わってしまいました。
方法論がおもしろいだけに、もう少し内容をふくらませることができれば素晴らしい作品になっただろうと思いその点だけが悔やまれます。
ぜひ、次回作(続編とかぎりませんが)に期待せずにはいられません。
ただ、ゲーム史という観点からは重要な作品であることは間違いないと思います。
この作品の魅力は、渋みのある人間ドラマと、少しの謎解きです。
登場人物の誰もが一癖も二癖もあり、それぞれが胸に秘めた“何か”を
抱えて生きており、それは、この物語を紐解く主人公も例外ではなく、
いわゆる“ワケあり同士”の共感性のようなものと、“日常とほんの少し
ずれた空間にいる”という心理作用を巧みに利用した、絶妙な構成と
展開に惹かれました。
セピアとモノクロームの世界観の中で繰り広げられる一連の物語は、
時に切なく、時にスリリングで、時に心あたたまる、色彩溢れるもので、
ドラマの背景を彩る懐古的な時代設定や、ジャズやボッサ、ブルースなど
ジャンルの多彩なBGMも、これらのドラマに華を添えており、作品をより
素晴らしいものにしています。
そして、作画も非常にシンプルながら、鉛筆画のようなあたたかみのある
タッチも魅力的です。
ただ、次に何をするのか、どこに行くのか、あまり明確に示されない分、
若干迷った箇所はありましたが、ホテル内の雰囲気と音楽を楽しむ事で、
私はあまり苦にはなりませんでした。
謎解きも物語を盛り上げるスパイスとして絶妙で、過度に難しい謎解きは、
プレイヤーの意識を、物語の本筋から遠ざけてしまうような不粋なものに
なりえますが、本作での謎解きは、特別ものすごく難しいと感じたものは
なく、やや難しく感じるものがあったとしても、常識的に物を考えれば、
そして、ある程度の根気があれば解決できるような、バランスの程よい
難易度だったと思います。
また、DSならではの機能を使った、斬新な謎解きが多く見られた事も、
メーカーの前作「アナザーコード」未体験の身としては、非常に新鮮で、
面白さを感じました。
続編が出るなら、是非ともプレイしたい、そう思わせてくれる作品でした。
センス溢れる“大人のための作品”、是非とも手にされてみてください。
何とか、通読しようと毎日数ページずつ読んでいるが、英語が難解すぎる。決して平易な英語で著述されている訳ではない。私は、今迄にも何冊か英語の教科書を読破してきたが、この教科書を読む為には、かなりの英語力が必要とされる。しかし、おそらく世界中で最も多く読まれている内科学の教科書であり、英語を母国語としない国でも教科書として使われている筈だから(そんなに多くの国でこの教科書の訳本が出版されているとは考えにくい)日本人も教科書として使用すべきであるのは承知で有るが、朝倉内科学を読破する時間の何倍もの時間を要するであろう。私は決して英語が苦手ではないが(むしろ得意だが)この本を読破するには、最低2年はかかりそうである。そう行った事情を加味すると、日本語の教科書を読む方が、良いのだが日本語の教科書ばかりを読んでいてはいつまでたっても、英語の教科書を読めるようにはならない。結論から言えば、意欲ある医師は通読する事にトライする事を推奨する。専門用語は、インターネットのオンライン辞書で調べる方が時間の節約になる。専門用語以外の文章の難易度は、おそらく英検1級程度になるだろう。決して平易な文章ではない。他のレビューアーの「英語は読みやすく書かれている。」と言うのははてな?と思わせる。いずれにせよ、心して読むべし。読むなら通読せよ。
アナザーコード、1回目はなんとか自力でクリアしました。 その後、この本の事を知り、購入しもう一度トライしています。 この本は、とても分かりやすく、 展開もスムーズに運びます。 無駄な動きをしなくていいので、 早いクリアが望めそうです。
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